ものによっては戦前からにもなるビンテージグラスですが、いくら何十年もその姿を保ってきた歴史があると言っても所詮はガラス製品なので、落とせば割れます。今回は割れたガラスを有効に再利用する方法を考えてみました。
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あれは昨年の暮れのこと。
部屋の大掃除をしているときにバスルームからガラスが割れる大きな音が聞こえました。
この時点である程度、察しがついているわけですが…
こんなに悲しいことがあって良いでしょうか。
そこには無残に粉々に砕かれたミルクガラス片が床に散らばり、その傍らには妻がまるで小学生のように泣いているのです。
ちなみにこの状態で、このアイテムがなんであるかわかった方はかなりの上級者でしょう。
正解はパイレックスのリフリッジレーターコンテナー(大)でした。
我が家ではバスルームのオーガナイザー(コンタクトレンズ製品入れたり)にこれを使っていたのですが、まさか割れる日が来ると想像できたでしょうか。
多少のチップやクラックならば引き続き使用できたのですが、ここまで木っ端微塵ですと、もはやリストアすらできません。
ビンテージミルクグラスは、もう生産されることのない貴重な人類の財産です。そして、何よりも愛着を持って大事に使用していたアイテムをどんな姿になろうと捨てることはできませんでした。
どうしようかな、と考えていたときに思い浮かんだのはクリスマスシーズンに行ったアンティークモールで見たメイソンジャーを使ったスノードームのような可愛いデコレーションアイテムでした。
うちには大量のBallビンテージメイソンジャーがあるので、この雪の部分をミルクグラスを使用したらいい感じになるのではないか、ということで早速作ってみることに。
作り方は簡単、ミルクグラス片をハンマーでさらに粉々にして、Sisal tree(サイザルツリー)と呼ばれるクラフト用の小さなクリスマスツリーをその上に立てるだけです。
そして完成品がこちらなのですが、
かなり美しいアイテムです。
アンティークモールで見たものは現行品のメイソンジャーでしたが、ビンテージの物を使うとより雰囲気が出てカッコ良くなりました。
もう少し、細かく砕いて砂状にもできましたが、よりミルクグラス感を残しておきたかったのでこの大きさを選びましたが、どうやら正解だったようです。光が通ったときの美しいミルクグラスの風合いは粉々になっても健在でした。
割ったことに数日間自責の念に苦しんでいた彼女ですが、この出来栄えのおかげで完全に立ち直ってくれました。
ちなみにコンテナー大サイズ丸ごと一個使っているのでかなりの重さです。
今回はホワイトのミルクグラスでしたが、ジェダイカラーでやるとまた違う雰囲気になって面白そうですね。
まだジェダイは割ったことがないので試すことはできませんが。。。
もし、お気に入りのアイテムを割ってしまった時はぜひDIYしてみましょう。
“捨てるのは勿体無い!割れたビンテージミルクグラスの活用法” への1件の返信