みんな大好きなミルクグラスですが、その人気は家庭だけには止まりません。映画、広告の世界でもそのシーンを彩るアイテムとしてプロダクションデザイナーにも引っ張りだこなのです。
今回は意外なところで、あのマグカップが使われているところを発見したのでご報告いたします。
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Bank of Americaという全米最大規模の銀行があるのですが、今日はそちらにデポジットしに行きました。
私の経験だと治安があまり良くないエリアの銀行はものすごい混むので、少額のデポジットくらいであれば、外にあるATMで済ませます。
最近は銀行のATMであっても、不正にカードの磁気情報を盗み取るディバイスが勝手に付けられていて(ガソリンスタンドもかなり危ないらしい)、というケースをちょくちょく聞くので利用の際には入念に器械をチェックします。
いつものようにチェックを終え、ではトランスアクションに移ろうと思った時、あることに気がつくのです。
ATMの液晶画面に広告が流れているのですが、
この家族団らんでパズルに勤しむその中に何やら見覚えのあるマグカップが目に飛び込んできました。
わかりやすいようにもう少し拡大してみましょう。
これはもう確実にアレですね。
パイレックスの”Crazy Daisy”マグです。
クレイジーデイジー、その語感の良さはアメリカ人は昔から脚韻が大好き、ということの表れでもあると思うのですが、オールドパイレックスでも人気なパターンの一つで、マグカップ以外のテーブルウェアにも数多く採用されています。
ヴィンテージでありながら時代を感じさせないその洗練されたモチーフは現代でも愛される要素を大いに含んでいるのですが、主張しすぎない存在感がプロダクションデザインで引っ張りだこになる大きな要因でしょう。
ペイント(ピンクや黄色など)ものはキャッチーで根強い人気を誇りますが、主張が強くメッセージが間違って伝わってしまうことがあるので、こういった一瞬しか見られないようなメディアではさり気ないものが好まれる傾向があります。
だからと言って、プレーンなセラミックのマグでは味気がありません。ミルクグラスの独特の風合いも併せ持つこのパイレックスのマグに変えるだけで一気にプロダクションバリューも上がるのです。
しかも、Fire Kingよりお手頃な価格で手に入ることも魅力的です。
ということで、良い状態のものを見つけてしまうとついつい買ってしまいます。
かなりコスパの良いアイテムだと思うので、世間の目がファイヤーキングに行っている間に、手に入れてしまいましょう。