2017/12/29

なんと$200も!人助けをすると税金が安くなる驚きの仕組み

西海岸ライフ

なんと$200も!人助けをすると税金が安くなる驚きの仕組み

なんと$200も!人助けをすると税金が安くなる驚きの仕組み

  
目次

    もうすぐアメリカはタックスリターン(納税申告)の時期が迫ってきますが、実は賢く税控除を受けられる方法があるのです。
    それは買付の人も良く利用するスリフトストア(リサイクル店)で誰でもできるあることをするだけで$200ものベネフィットを受けられるので、これを利用しない手はありません。

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    アメリカと日本のリサイクルストはかなり違う

    日本では一般的にリサイクルショップというと、不要だけど捨てるのではなくお金にしたい時に利用するイメージですが、アメリカのメジャーなスリフトストアの商品のほとんどは一般の方からの寄付によるものです。
    誰でも不要品(一部危険物など受け取ってもらえないものもあります)を持ち込むことができますが、代わりに金銭を受け取ることはありません。

    誰が買うんだろうと考えてしまう「中古の下着」から、売れば結構なお金になる「一流ブランドのジュエリー」というような驚きのモノで溢れています。

    私もMacのCinema Displayを見つけた時は、世の中にはとてつもないリッチな人がいるんだなぁとアメリカの懐の広さに衝撃を受けました。

    そんなジャンクからお宝まで眠っているスリフトストアは買付の人にも魅力的で、私も普段は買い物するばかりなのですが、今回は寄付をしてみることにしました。

    というのも、寄付をすることで$200の税控除を受けることができるからです。

    不用品を持って行こう

    やり方は非常に簡単です。ドネーションセンターにアイテムを持って行くだけです。ドネーションセンターも大抵のスリフトストアに併設されているので、至る所にあります。

    今回は有名どころ、GOODWILL(グッドウィル)にドネーションしてみることにしました。スリフトストアは他にもいろんな組織によって運営されていますが、今回は一番利用する機会が多いということでこちらに決めました。

    ちなみに日本でグッドウィルというと派遣会社が連想されますが、全く関係はありません。

    今回はショートフィルムの撮影で使ったワイングラス二つ、ヘアアイロンとドライヤーの4点です。ヘアアイテムはビューティーエキスポで買ったサロンモデルなので、なかなか太っ腹ではないでしょうか。

    基本的に家庭の不用品を持ち込むことができますが、あくまでも製品として価値があるものに限ります。決してごみ捨て場ではないので、自分にはもう必要ではないけれど、他の誰かが必要としてくれるものでなければいけません。

    とても良いものですが、私にはもうこのドライヤーもヘアアイロンも必要はないのです。たくさん思い出が詰まったものでも受け入れてくれるので、断捨離にも最適でしょう。

    ストアの横に寄付品のドロップ場所を見つけましたので、中に入ります。

    毎日多くの人が寄付する意味

    中に入ると、一般家庭から持ち込まれたであろうアイテムたちが積み重なっています。
    今日一日だけではないと思いますが、相当な量です。これが整理され、やがて店頭に並ぶと思うと、感慨深いですね。

    スタッフの方に寄付の旨を伝えると、入口脇のボックスに入れるように指示されました。
    そのボックスもすでにたくさんのアイテムで埋まっていて、ビニール袋に入っていて中身が窺い知れないものもありましたが、ボックスごと寄付している方もいました。

    その中身を見たとき、驚きました…

    なんと「オールドパイレックスのミキシングボウル」が寄付されているではないですか!

    凄い珍しいモノではないですが、普段店頭で見かけるビンテージアイテムの裏側が垣間見れて感動しました。

    とても人気のあるミルクグラスのミキシングボウルで状態も良さそうだったので、店頭に並べば間違いなく売れるでしょう。どうやらペギーさんからの寄付のようです。

    そんな感動体験が途中でありましたが、持ってきて所定の場所に置くだけで終わりです。時間も手間もかかりません。なんと簡単なのでしょう。

    あとは忘れずにこのレシートをもらうだけで完了となります。

    寄付することによって税控除を受けられるのももちろんですが、実はその売り上げが新たな雇用を生むための組織のプログラムに使われるので、簡単ですがとても大切な行為なのです。

    「なぜ、売れば結構な額になるものをあえて寄付するのか」の答えはここにあります。
    魅力的な中古品は、ただ単に控除を受けるためにではなく、持たざる人たちを少しでもサポートしたいという心意気の表れなのでしょう。

    買い物するだけでも、社会貢献になるのは素晴らしい試みだと思います。なので、私はこれからも積極的にスリフトストアを利用します。

     

     

      

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    ロサンゼルス・日本を中心に活動するフィルムメーカー/アートディレクターです。 米国のミッドセンチュリー期のテーブルウェアを中心にレビュー、撮影から日常のひとときまでシーンを彩る最適な食器を提案いたします。

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