LAのスタバに行ってみよう
ロスのスターバックスというと、日本からの観光の方でも滞在中によく利用されるいわゆる観光地的な店舗もありますが、実は観光ガイドブックには乗っていないだろう現地の方しか知らないちょっと面白いスタバがあるんです。
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件のスタバはハリウッドの裏の山を越えたところにあるBurbank(バーンバンク)という街にあります。
ここはユニバーサルスタジオが近くにあり、ディズニーのスタジオを始め、フィルムプロダクションなど数多くの映画産業の会社が多く集まっているエリアでして、映画の街として知られています。
かくいう私の職場もこの辺りで、この街を歩いている二人に一人は映画関係者と言っても過言ではありません。
そして、こちらがそのスターバックスですが、一見すると何の変哲も無いようです。
街全体がとても落ち着いた雰囲気ですので、店内も非常に心地よくなっています。ダウンタウンやハリウッドなどのごみごみした場所が苦手な方にはオススメです。
このあたりのスタバで面白いのが、日中利用する方のほとんどがフィルム関係者で、ミーティングや作業中の方に必ず出くわします。
私も脚本を書くときに利用するのですが、そのような方が大変多く、たまに通りかかったプロデューサーの方が「どんな話を書いているの?」と訪ねてくることがあります。そこからプレゼンテーションが始まり、実際に脚本を買われた、という方も少なくありません。
アメリカのスタバはチャンスで溢れているのです。
しかし、今回ご紹介するこのスタバの面白いところはそれではありません。実はこのスタバ、金曜の夜になると様子が変わるのです。
店内は相変わらず、落ち着いた雰囲気なのですが、裏口からパーキングの方に抜けるとかなりの人混みに遭遇します。
パーティがあるわけでもないですから、この落ち着いた街に突如現れた集団に初めてここを訪れた人は驚かれるのではないでしょうか。
実は、金曜の夜になると、どこからともなくクラシックカーの大群がこの駐車場に大勢集まるのです。
特にちゃんとしたイベントとして行われているのではなく、自然発生的に自慢の車をオーナーたちが持ち寄り初めて気がついたら習慣化した、と言われています。
背景としては、バーバンクには裕福な映画関係者や芸術関係者が多く住んでいて、ビンテージが大好きな方も大勢おられることが大きいでしょう。
加えて、この裏の駐車場ですが、スタバの隣がBob’s Big Boyというハンバーガチェーンでして、特にここの店舗は、ネオンが怪しく光っていたり昔のアメリカンダイナーっぽい雰囲気が出ているビンテージ好きにはたまらないスポットなのです。
オーナーさんたちが自慢の車を見せびらかしてきます。たいてい車の横におられるので、車の話を訊くと、喜んでお話ししてくれますよ。
何時から始まり、何時に終わるのかわかりませんが、次から次へとビンテージカーが集まってきます。
近くに住んでいないとわからないような集まりですが、ファイヤーキングなどアメリカミッドセンチュリーが好きな方には間違いなく刺さるスポットなので、ぜひ雰囲気だけでも一度は味わっていただきたいです。
単純にいつも違う金曜を過ごしたい方にかなりオススメです。
この辺りはダウンタウンと比べて格段に治安もよく、夜中に軽く出歩くことも難しくありません。
近くにはワーナーブラザースのスタジオツアーやユニバーサルスタジオハリウッドがあることや、またハリウッドにもアクセスしやすいので観光の拠点地としてこのあたりのホテルをよくオススメしています。
観光ガイド本の情報だけでなく、ぜひ現地の人が楽しんでるようにロサンゼルスを楽しんでもらえたら幸いです。