ファイヤーキングを始めとするミルクグラス食器というと、ハンバーガーやサンドイッチなどアメリカンダイナーのような使い方の印象が強いですが、ビンテージの食器を洋風のものにしか使わないんなんてもったいない!
ということで、和風のものでも違和感なく使えるものはないか、と食器を漁ってみました。
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先日、素敵なご夫妻からこんな素敵なものをいただきました。
「麻布かりんと」と「茅乃舎だし」です。
なんと上品なチョイスなのでしょう。センスの良さがにじみ出ております。私でしたら、日本のお土産はご当地キットカットくらいしか思いつかないのですが、こういうものもあるのか、と非常に参考になりました。
こういうものの存在を知れたこともそうですし、自分が戴く立場で「人を感動させる」ものが何か体感できたことはクリエイターとしてはとても貴重な経験であります。
せっかく素敵なものを頂いたので、素敵な食器に盛り付けたくなりました。
映画のセットデザインではほとんどアメリカの食卓なので、シーンのトーンや少し時代背景を考えるくらいで、用意する食器を考えることはさほど難しくないのですが、果たして和風のものとの相性はどうなのでしょう。
和菓子は和菓子でも、この「かりんと」は結構上品なものだと思うので、アメリカンダイナーのような無骨なものよりは繊細なものの方が似合うような気がします。
そこで選んだものが、
このMacbeth-EvansのPetalwareのフルーツボウルです。
最も繊細で優美なミルクグラスと呼ばれるマクベスエバンスのミルクグラスは、上品な和菓子のイメージを損ないません。
またペタルウェア、その花びらをイメージさせる美しいデザインは、その中心に重い色のものを置いた時にまるで包み込むようにしっかりとホールドし、見た時に安定感を生みます。
岩のように重量感のある質感と花びらのように繊細な雰囲気の対比が非常に美しいです。
主張しすぎない、さりげない美しさで主役を引き立ててくれるので、幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。
せっかくなので、緑茶も用意しました。
こちらはペタルウェアでもCreamax(クリマックス)、少しアイボリーがかかったようなモデルで、ソーサーの金の装飾とカップのゴールドリムが非常に豪華なアイテムです。派手すぎず、どんな場に出しても大丈夫なような品の良さがあります。
パソコンに向かう仕事をしていると口が寂しくなってくるので、このように指でつまめる一口サイズのお菓子はありがたいです。しかも、指が汚れないですし。
最近、チョコを食べ過ぎて太ってきたので、和菓子も視野に入れ始めることにしました。
アメリカのチョコは尖った甘さのせいで食べ続けていると気持ち悪くなってくるのですが、角の取れた和菓子の優しい甘さが私にあっているのかもしれません。