フィルビーと似てる？プリンセスピンクとおしゃれタンブラー入手

今週の収穫は…
Anchor Hocking Princess Pink 3 compartment grill plate, Anchor Hocking Soreno Gold Tumblr, and Candlewick 3 compartment plate.

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迫った23日のサンクスギビングデーでロサンゼルスの街中はホリデー商戦でどのお店も準備に追われているようです。この時期になると、急に冷えることもあって年の終わりを感じさせるのですが、今年はなんか暖かい、というか暑いです。どうしたんでしょう？

世の中の変化も気になりますが、相変わらず今週も新しいアイテムも手に入れたので紹介させていただきます。

今週の内訳は…

アンカーホッキングのプリンセスピンクの3コンパートメントグリルプレートが5枚、同じくアンカーホッキングのソレノゴールドのタンブラーが4つ、キャンドルウィックの3コンパートメントプレートの計10点です。

まず初めに、プリンセスピンクのグリルプレートを見ていきます。
最初見かけたときは、ブランドのスタンプもなく、認識していないエンボス柄だったので、どこのものかわかりませんでした。

ただ、エンボスの加工具合とこの仄かなピンク色と独特のお皿の形状。加えて、とにかく一枚一枚がしっかりとした重さがあるのです。現代の食器に慣れた人はきっとこの重さに驚くはずですよ。

以上のことから、ディプレッショングラスには間違い無いだろうと判断しました。しかし、似たようなディプレッショングラスは多数存在する（当時の流行ですからね）ので、フェデラルかグラスベイクか…と迷ってたいたところエンボスのある部分が気になりました。

この中心の部分…ファイヤーキングのフィルビーに似ている！と言うか、この部分全く一緒では無いのだろうか？と思い、普段よくわからないブランドのものは避けている私も、知的好奇心に任せて今回購入するに至りました。

帰って早速、フィルビーと比較してみました…

かなり似ています！
細部が若干違ったりしますが、フェデラルのマドリッド柄な度に比べると格段に似てるのです。また、それ以外にもどちらかが影響を受けているであろう場所が要所要所で見受けられます。

以上のヒントが揃ったところで [Anchor Hocking, Pink, Depression glass, three compartment plate] で検索します。

ビンゴ！

アンカーホッキングのプリンセスピンクのグリルプレートで間違いありませんでした。年代は、まさにディプレッション期のもので1931年から35年の約５年間にのみ生産されたモデルで、37年より生産開始したファイヤーキングのフィルビーよりも少し早いものです。ということは、このモデルがきっとフィルビーに影響を与えたのでしょう。

日本ではもちろんの事、アメリカでもフィルビーはかなり高騰しています。もともと数が少ないこともあるのですが、知名度とアイテムによってはFIRE KINGのバックスタンプが入っているという分かりやすさもあって、なかなか掘り出し物が少なくなってきました。

このプリンセスピンクパターンはなかなかまだ日本では知られておらず、こちらでも比較的安価な値段で手に入れることができるので、フィルビー好きな方にも非常にオススメです。

プリンセスピンクにかなりの時間を割いてしまいましたが、こちらも以外と知られていないアンカーホッキングのオススメアイテム、ソレノゴールドのタンブラーです。

ソレノは何と言ってもこの凸凹が特徴的なシリーズで、特に緑色のアボカドグリーンが有名ですが、こちらはその金色のもの。個人的にアボカドグリーンが好きで、そのシリーズは何個か揃えていたのですが、このソレノゴールド、とてつもなくカッコ良いです。

フィルムメーカー目線で考えると、かなりフォトジェニックな一品で、プロダクションバリューをあげたいシーンにかなり役立つでしょう。

直径高さ共に約8cmと、焼酎をロックで飲みたくなるようなフォルムで、この凸凹のおかげでグリップ力も上がり、実用性もある一品です。昔、フリマーのブースのおばあちゃんとお話をしていたのですが、その時彼女が「ジェダイの次にくるのはこのソレノシリーズだ」とおっしゃっていたのですが、本当に人気が出そうなモデルです。

比較的入手しやすいモデルで、今まで何人かのお世話になった方にプレゼントしてきたのですが、老若男女問わずに人気でした。今度、日本帰った時に両親にプレゼントしようかと思います。