LAでは毎週どこかでフリマが行われていますが、一体どれくらいの収穫があるのかきになる方も多いと思います。
そこで、先日行ってまいりましたロングビーチのフリーマケットの成果をご報告したいと思います。予算は$50、一体どれほどの成果が上がったかご覧ください。
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ロサンゼルスはすっかり天気もよくなりフリマ日和になってきました。
今週は毎月第三日曜日にロングビーチで開かれる海外からもビンテージファンが訪れるアンティークショー「Long Beach Antique Market」に参加してきました。
いつも予算が$50くらいなのですが、今回も無事予算内に収まりましたので、その成果をご報告いたしたいと思います。
今週の収穫は…
Fire King Philbe D handle Mug, Turquoise Blue D handle Mug, “WAS FCU” Stacking Mug, Pyrex Flameware 2 Qt. Saucepan, Old Chemex 10-Cup Coffee Maker and Vintage Ball Mason Jar.
普段なかなか出会えないものに出会えるのがアンティークショーの魅力ということで、今回も素敵な出会いがありました。
まずは、ファイヤーキングのフィルビーDハンドルマグ(刻印あり)です。
3年間のみの製造で、流通した量は他のマグに比べて圧倒的に数が少ないモデルです。柔らかいガラスのために欠けやすいこと、また透明のガラスのために通常のミルクグラスのものよりも小さな傷も目立ってしまうので、状態の良いものに出会うことはかなり難しくなってきました。
そんな中で、今回幸運にも出会えたこのマグですが、驚いたのはその状態の良さだけではなく値段でした。
なんと衝撃の$3。
スリフトショップならまだしも、ビンテージが集まるフリマでなぜこの値段なのか未だに理解できないのですが、やはり早起きは良いものです。
続いても希少なカラー、ターコイズブルーDハンドルマグです。
目立つ汚れがあったためか、こちらもかなりお買い得な値段だったのですが、自宅で洗浄作業行うと、まるで新品のような輝きを取り戻しました。
汚れがひどいものでも、中には落とせるものもあります。正しい状態を見極めることで、かなりお買い得な買い物になることだってあるのです。
こちらは、ファイヤーキングの”WAS FCU”スタッキングアドマグ。
「Washington Federal Credit Union」の頭文字でリンゴが出来ている可愛らしいプリントのマグで、数も少なく人気のアイテムです。
ワシントンフェデラルクレジットユニオンの販促用に作られたものですが、GalaxyやHazel Atlasでも同様のプリントが存在します。
両面に同様のアップルのプリントが乗っていて、普段使いしたくなるような楽しいデザインですので、コレクター以外の方にもオススメです。
個人的に大好きなパイレックスのフレームウェア、2Qt.のソースパンです。サイズは3種類あって、こちらは一番大きなもので、かなり存在感があります。
薄く青みがかったガラスが美しいですが、耐火性能を持つ特殊なガラスで調理中の中の様子も見ることができる機能的なプロダクトです。
幸運にも目立つ傷もなく、かなり状態の良いものに出会えました。
オールドケメックスの10カップのコーヒーメーカーです。
ケメックスといえば、現在でも同様のアイテムが生産されているのでご存知のない方もおられるかもしれませんが、その誕生は1941年のニューヨークまで遡ります。
現在では、器械による製造の製品が主流ですが、当時は手作業によるハンドブロウで、マシンメイドのものと比べてかなり厚みが違います。
私は過去に現行品のケメックスを二度所有していましたが、どちらも2ヶ月以内に割ってしまうほど壊れやすい印象を持っていて、すっかり諦めてしまいましたが、今回このビンテージものは明らかに厚みが違い、さすが何十年も残ってきたと思わせるような説得力があります。
ボールのビンテージメイソンジャーはファンも多く、フリマでもよく見かけるアイテムなのですが、こちらはかなり初期のもので1895-96年に製造されたということで120年以上前の、まさにアンティークのグラスジャーです。
エンボスで「MASON’S PATENT NOV 30TH 1858」とあります。つまり、製品自体の特許は1858年の11月30日には申請されていたということですね。かなりその歴史は古いことがわかっていただけると思います。
さらに背面にもBallの初期刻印があるモデルで希少価値の高いもので、これに出会えただけでも行ってよかった思えるほど、カッコ良いメイソンジャーです。
どれも高額で扱われるアイテムばかりで、普通なら$50でお釣りがくることはなかなかありません。毎回毎回このような出会いがあるわけでもなく、スカする時もかなり多いのですが、今回のように素敵な出会いがあるからこそ懲りずに通ってしまうのです。
このクラスのフリマはなかなかないので、一度はぜひ訪れてほしいロサンゼルスのフリーマーケットとしてオススメ致します。
“フィルビーにターコイズ…先日のロングビーチフリマの成果を報告します” への1件の返信