今週はあのスターウォーズのオープニングウィークとあって、ここロサンゼルスではちょっとしたお祭り騒ぎになっています。
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ハリウッドで最後のジェダイを観てきました
今年はワールドプレミアを見に行けず、せめて公開日に観に行きたい、ということでハリウッドにある数々のディズニー作品のプレミア上映会場にもなっているディズニー専用シアターEl Capitan Theatreに行ってまいりました。なんと、早朝5:45上映です。
ただ、この時間帯は渋滞もなく、自宅のノースハリウッドから10分くらいなので、忙しい日中よりもストレスフリーなのでよかったですね。
ここは上映前に、様々なショーがあり、ディズニーのエンタメ精神に忠実な劇場なので、観光で訪れるのもお勧めいたします。
そもそもジェダイとは何か
さすがにスターウォーズにはミッドセンチュリーの食器がなかなか出てこないので、映画の中身はここでは触れないでおこうと思いますが、何と言っても今回のスターウォーズは「ラストジェダイ」ですから、どうしてもここには触れておきたかったのです。
「Jedi」と「Jadeite」はカタカナ表記にするととどちらもジェダイですが、もちろん全くの別物であります。
スターウォーズのジェダイは「時代」から来ているようで、フォースの力を駆使し、光る剣ライトセーバーをぶんぶん振り回すような方々です。
対して、ミルクグラスのジェダイは緑が美しい宝石「翡翠」から来ています。綴りがやや複雑ですが、最後の[-te]は、ほとんど発声しないので、ジェ↑ダイ↓で通じます。
確かに翡翠のように美しい緑色が特徴的ですが、あくまでも名前を借りただけで、実際にヒスイは使用されていません。
当時は先のディプレッショングラスの流行の流れから食器から生活を彩るコンセプトが引き継がれたこと、オリエンタルブーム真っ只中で翡翠が宝飾品の象徴としてあったことがこのジェダイカラー人気の背景にあったと言われています。
会社や年代によって、その色味が異なります
ジェダイと言うと、アンカーホッキング社のファイヤーキングをイメージしてしまいますが、Mckee(マッキー)など先にジェダイカラーを生み出していた会社、そして未だに生産を続けている会社もあります。
非常に人気のあるカラーですので、会社も時代も超えて生産されているわけですが、それぞれ微妙に色合いが異なります。
マッキーのオレンジリーマーを見るとわかりやすいかもしれませんが、若干黄色がかっています。
これはグラス会社間だけの話ではなく、ファイヤーキングは何度かに渡ってリプロダクトを出していますが、それでもジェダイの色味はかなり異なり、当時の色を再現することは本当に難しいようです。
これはリプロダクト品が増えても、未だにビンテージのファイヤーキングが人気な理由の一つでしょうね。
この辺りの違いが好みを分けたり、リプロダクトや偽物といったものを見分けるポイントにもなります。写真で見ると微妙な差異なので、これは実際に手に取ってみて比較するのが一番良いです。
お気に入りのジェダイを見つけてみましょう
ジェダイがとても人気のあるカラーで、白いものよりも生産されていた食器もあるのです。
今はすっかり店頭で見かけることがなくなった美しい緑色ですが、コストの問題だけではなく、家族で過ごす時間が減ったこと、手軽に外で食事を済ませることができるようになったなど、食卓の役割の変化も、より無難な食器が求められてくるようになった背景かもしれません。
こんな時代だからこそあえて、みんなで食卓を囲みたくなるような、日常を彩ってくれる食器が活躍する機会が必ず来ると信じてなりません。
外食ばかりだった私が、食器を集め始めて驚くくらい、自炊する機会が増えました。コーヒーも自宅で淹れるようになりました。
食器への出費が増えたので、家計が楽になることはなかったですが、やはりビンテージの食器だと何気ない食事も楽しいものです。
さすがにマグカップを何百個も所有するのはどうかと思いますが、お気に入りを一つ見つかると普段のコーヒータイムが格別になります。
“スターウォーズじゃないよ!ビンテージ食器の「ジェダイ」とは” への1件の返信