2018/04/12

激安「スリフトショップのアウトレット」グッドウィルの売れ残りの行き着く先とは

買付日誌

激安「スリフトショップのアウトレット」グッドウィルの売れ残りの行き着く先とは

激安「スリフトショップのアウトレット」グッドウィルの売れ残りの行き着く先とは

  
目次

    アウトレットというと、一流ブランドの商品がお手頃な値段で帰るイメージですが、何も新品の商品だけの話ではありません。
    実はリサイクルショップにもアウトレット店が存在するのです。今回は米国大手のスリフト店「Goodwill」のアウトレットストアをご紹介しましょう。

    Sponsored Link

    不用品の中の不用品が集まる場所

    以前、グッドウィルの変わり種店舗として「RARE by Goodwill」を紹介しましたが、今回紹介するお店はその対極にあるかのようなコンセプトです。

    これがスリフト!?新コンセプト『RARE BY GOODWILL』に見る新たな米国中古事業の流れ

    アウトレットストアはカリフォルニア内に何店舗かあるのですが、今回は「グレンデール」という閑静な街にある店舗に行ってきました。

    ここのロケーションは向かって右手に通常のストア、そして左手にアウトレットストアが併設されているのですが、外観は大差がありません。

    しかし、中に入るとかなり雰囲気が異なります。

    中で繰り広げられているのは戦争だ

    かなり広い空間に、朝早くだったのですが既に大勢の方が物色されていました。通常の店舗でここまで人で溢れることはほとんどないでしょう。

    こちらの店舗では、服は吊るされておらず、大きなビンの中に雑に突っ込まれています。

    どちらかというと、スリフトストアは落ち着いた雰囲気が広がっているのですが、ここは殺気立っていました。
    次から次へと商品が追加/撤去が繰り返されていて、その流れに乗るように多くのハンターがすごい速さで仕分けていきます。

    エリア一帯の店舗から集められてきます

    通常Goodwillで6週間過ぎても売れなかった商品がこちらのアウトレットストアに集められるそうです。
    少しでも売れ残りを減らそうと、毎週特定のカラーのタグのセールを行っていますが、毎日大量のドネーションが集まるので、その量はかなりのものになってしまいます。

    もともとは誰かの不用品がスリフトショップに集まるわけですが、それの売れ残りはもはや廃棄するしかないように考えがちですが、ここはその最後の救済地とも言える場所なのです。

    安い!分かりやすい!安心の量り売り

    一個一個の商品にタグがつけられているわけではなく、量り売りです。こちらでは、テキスタイル(服など)が1パウンド(約450g)が$1.99、ハードグッズ(家具、食器など)が$1.19で販売されています。

    ブランド、状態関係なく一律です。

    なので、モノによってはかなりお買い得なのです。

    そして、通常の店舗とは比べ物にならない物量なので、お宝が眠っていることが少なくありません。アンティークショーで古着のブースを出している方でここを利用している方も多く、朝早くからしのぎを削っています。

    行く前に注意すべきこと

    非常に魅力的でありますが、一般的な店舗とはかなり勝手が違うので事前に注意しておくに越したことはありません。

    -子供は連れて行かない方が良い
    理由はまず、室内はかなり忙しく、大きなビンが行き交うこと。人も多く、中ではしゃぐと危険です。また、かなり集中して何時間もここで時間を費やす方も少なくありません。子供が喜ぶようなものも少ないので、彼らにとってはあまり良い環境ではないでしょう。

    -準備はしっかりと
    ビンの中には大量の服が雑に突っ込まれていますが、中には肌を傷つけるようなものが入っていたりしますので、本格的にハントされたい方は手袋などを用意した方が良いです。人によってはマジックハンドのように直接手を触れないで済むようにツールを用意している方もいました。

    -見つけたものはしっかりキープしておくこと
    これはフリマあるあるでもありますが、自分が見つけたものでも支払いは済むまでは所有権を主張できません。「手元に置いておいたのに他の人にとられてしまった」はここでも結構あるそうなので、カートの中にキープして、自分のものだと主張した方が良いでしょう。

    レジのところ、フロアにシルバーのプレート部分がありますがこちらが計りになっていて、どれだけ大量に買おうとも瞬時に会計を行うことができます。

    通常の店舗では、商品一つ一つにタグが付いていて、自分の前の人が大量に服を買いこまれていたりするとかなりゲンナリとするものですが、ここではその心配はありません。

    ちなみにここでも、食器などがないこともないのですが、期待しない方が良いと思います。
    隅っこの方、ハードグッズのコーナーの中でかなり雑に扱われているケースが多いです。ここはあくまでも古着を漁るところと認識した方が良いでしょう。

    ただ、知っておいても損はないと思うので、気になる方はマップで最寄り店舗を検索してみてくださいね。

      

    Sponsored Link

    ロサンゼルス・日本を中心に活動するフィルムメーカー/アートディレクターです。 米国のミッドセンチュリー期のテーブルウェアを中心にレビュー、撮影から日常のひとときまでシーンを彩る最適な食器を提案いたします。

      Sponsored Link

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です